放置していた…あとJOKERの感想
すっかり放置していたけど、急にブログ欲が湧いてきたので更新。
先日、初めて「焼き肉きんぐ」という焼き肉食べ放題の店へ行った。
全国チェーンらしいのだが、無知蒙昧の輩なので全く知らなかった。焼き肉も正直今年のコミケ以来で全く行ってなかった。齢を食ったのか、何故か寿司とかあっさりしたものが多くなってきた気がする…もう若くはないのだ…
到着してみると食べ放題を3コースから選び、あとは食い放題という明朗会計っぷり。クーポンとの兼ね合いでちょうど3千円ほどだったのだが、結構良かった。
薬味の種類が多く、肉もそこまで酷くない。
また来ようかと思うが、油がやはり年齢なのかキツイ!
昔は油など気にしたことはなかったのだが、口の中にどうも油っぽさが残る。冷麺などで誤魔化すがすぐに口が!油っぽいのだ!!クソぉ!!
寿司は無限(30皿×2巻)食えるけど、やはり焼き肉は食べ続けても一時間食えない!
先日食べたビックマックとハンバーガーとポテトで胸焼けもしたような気がする…
おかしい若い頃はバカみたいに食べられたのに…。自身の食生活を振り返ると確かに、最近昼間うどんしか食べてない。
なんか考えてた三十代ってもっとイキイキしてた気がする。
太く短く生きられればオッケーだとは思っているので、そこまで気にはしないけど美味しいものは食べたい!
久しぶりだからか食がメインになってしまった。
JOKERの感想(ネタバレあり)
面白い。わかってたけどタクシードライバー、キングオブコメディ、エクソシスト、狼よさらばなど人気のあった映画のリスペクトが多くニヤッとさせられる。
否定的な意見も読んでみたが、ヒース版のジョーカーやジョーカーのあり方や傾向を自身の中で確固たるものにしすぎてて批判的な意見というのが多い印象を受けた。
オリジンが原作含めて「ない」ものに対してオリジンを語る映画っていう虚構をある程度どう受けとめるかにも、個人の意見に関わってきそう。
個人的にトッドフィリップス監督のテイストがよく出ていて、そこらへんの料理が非常に感銘を受けた。
監督のハングオーバーを観ていれば、分かるのだが最初に謎掛けがあって衝撃的な答えが徐々に判明していく、答えが出たときは衝撃的で観客側がびっくりする仕掛けをきっちりと用意しておく。
やっている事はハングオーバーと全く同じ。
部屋に虎が歩いていたか
チン○の入れ墨が顔面にあったか
精神異常者の養子だったか
監督のテイストがホアキンの演技で劇的にヤバくなってるだけで、骨子の部分は完全に一致している。
また信用ならない語り手問題に関しても同様。前夜に酔っ払いすぎて記憶が曖昧だったり必要な部分は思い出せなかったり誤魔化していたりと骨子は完全にトッドフィリップス監督。
ここに社会問題や貧困層の問題提起を出しているが、真剣にここらへんを議論するのはどうなの?と感じてしまう。
ここでラストシーンが関わる「面白いジョークを思いついた」と。すべてがこのイカれた中年のジョークだったかもしれないし、変貌するにあたって虚実を混ぜたかもしれないし、全てが真実かもしれない。
あくまで個人の見方だが、そもそもジョーカーというヴィランに固定的なオリジンは存在しない。そこを拠り所にすると、やはり今回の映画も勿論全部作り話、全くのデタラメと解釈できる。
なので、一部は共感性を呼ぶような弱者の味方としてのジョーカーがいる。あれはあり得ない。ああやって共感させる事で観客の2時間を使って戸惑わせているのではないか?と推測される。
映画をダシにして議論を深めるのも確かに意義深いが、個人的にはイカれたピエロの妄想を2時間かけてとくとくと語っていたんだと思っている。
あとは細かい法則性、ジョーカーは悪なのでエクソシストのカラス神父とは違い階段を「降りて」
行くのがメイン。登るときには苦しい事が待ち受ける。
冷蔵庫に一度入ったり出たりするのは胎内回帰へのオマージュ?
一度交通事故から目覚めたのはキリストの復活とかぶる。
だとか、法則性を見つけやすくなっている気がする。妄想もどうも法則性があるっぽく見えるけど、ちょっと確信できないので差し控える。もう1回か2回見に行けばなにか見つかるかも…。
アカデミーに関しては、逆に取るな!と思う。こんなに評判よかったらもうコメディは作らないだろうからなぁwww
トッド監督はやっぱり面白コメディとかドキュメンタリーっぽいのがいい。いやジョーカーもスゲーいいんだけど、もう戻れないだろうしww
確実に笑えるコメディ映画監督は貴重。アカデミーが取れる監督は毎年一人出てくるけど、コメディで全米1位を取れる監督はそうそういないんだよ…