ブラックラグーン映画塾

映画の感想とかのブログ

幻術か?幻術なのか?

鬼滅の刃を読んだ。


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周りが面白い!面白い!と言う割にミリ単位で刺さらなかった進撃の巨人よりは普通に楽しむことができた。

 

個人的にここから良かった部分と悪かった部分を今更考察したい。

 

★修行と試験

かなりハイペースで修行を行うし、修行という最近には不要とされるスペースを上手く伏線(鱗滝の子供)と共に展開させて飽きさせない。柱修行も不死川との絡みでここもツイストがある。

 

鬼殺隊試験に関してはハンター×ハンターからの流れで新キャラ、味方を一度に見せて伏線を回収。

 

ここらへんは一発試験だけど、人が死にすぎなのもハンターハンターからの流れを感じる。

 

★日輪刀に関して

各キャラクターに刀の特徴をつけており、色が変わる→BLEACHだ!BLEACHでみたやつだ!

 

刀をぶっ壊れて製作者から怒られる→ハガレンウィンリィから怒られる流れ

 

道具一つとっても少年誌の良いところや流れの構成は上手い。

 

★柱と敵側

これはもう昔からの流れで、日本刀を使うならるろうに剣心あたりの十本刀から流れがそのまま。

 

特に岩柱と安慈とか、共通項が多くて流用されている感じがいい。

 

BLEACHだとエスパーダって名前だったりしますが、上弦下弦がおりますね。

 

下弦を殆どぶっ潰したのは展開の早さを優先したのか。確かに良かった。BLEACHなら下弦を倒したら、中弦の月が出てきて、更に上弦を倒して新月衆っていう新しいのが出てくる(最低25体)

 

★味方(駄目ポイント)

設定はいいんだけど、鬼との因縁に対し作者の後付感が凄すぎて前段階で総まとめとなるように色々伏線を打つべき所で打たないのでかなり微妙になってしまっている。ギャグパートなどで後々の伏線をつけるべきだったのでは?

 

善逸は女好き、へたれ、やる時はやるなど諸星あたるからの系譜を感じる。るーみっくわーるどの住人っぽい。この流れは椎名高志GS美神、横島忠夫にも通じる。善が9.9で残りに煩悩という悪がいる感じ。

 

しかし兄弟子の設定も急すぎて、かなり苦しかった。起きてても新技を披露するとかどう考えても厳しい。

 

伊之助は確かに珍しい。珍しいだけに作者の扱いが結構難しかったのか、童磨戦でよく分からない因縁を後付されてしまいここはいただけなかった。もっといい料理ができたのでは……

 

後半から味方というか2人の設定が投げ出されてしまっていて、かなり勿体なかった。もう2巻伸ばして2人のバックパートを長めに取るべきだった。

 

★無惨様について

結構一貫性がないというか、チート仕様の割には行動性がよくわからん。昼間行動できないのは良いとしても

 

①姿を変化可能

これにより一部例外の鬼殺隊員を除いて間違いなく日本全国自由に移動可能。

 

②眷属の複数化

鬼にせずとも擬似的な眷属化を可能にしている。(家族のうち一人を鬼にさせて、残りを擬似眷属化)日中は脅迫やいろいろな方法で擬似的な眷属を増やした方が良かったのでは…?

 

途中まで書いたけど、飽きた!